オルソケラトロジーの治療が可能になりました
2021年6月7日(月)
佐賀市内の眼科クリニック、加藤眼科医院の院長八次です。
当院では4月から『オルソケラトロジー』の治療が可能となりました。
『オルソケラトロジー』とは、近視矯正のために開発された特殊な形状のハードコンタクトレンズです。
通常のコンタクトレンズは起きてから装着し、日中装用しますが、オルソケラトロジーレンズは寝る前に装用して、起床後に外すというものです。
寝ている間に、角膜(黒目)のカーブの形状を変化させることで、近視が矯正され日中裸眼で過ごすことができます。
もともと、大人のための矯正法でしたが、2017年にガイドラインが改正され、20歳未満の方にも適応となりました。
コンタクトレンズは、まだ自分で管理できないから早いかな?と思われる小学生でも、保護者様のサポートのもと、治療が行えます。
日中裸眼で過ごすことができる上に、さらに最近の研究結果で近視抑制効果が得られることが分かりました。
当院は小児の近視の予防、進行抑制にも力を入れておりますので、従来のマイオピン点眼に加えオルソケラトロジーも導入しました。
近視の進行が心配、眼鏡に抵抗がある、スポーツをしている・・・このような方にはおすすめです。
逆にオルソケラトロジーが向いていない場合もありますので、必ず診察と適応検査が必要になります。
(治療が向いていない方)
• 強度の近視、乱視の方
• 角膜のカーブが極端にきつい、あるいはゆるい方
• 重症のドライアイ、アレルギー、円錐角膜、眼底疾患など眼疾患のある方
• レーシック手術を受けられている方
• しっかりと睡眠がとれない方
• 定期検査に通っていただけない方
(注意点)
• 遠視や老眼は矯正することができません。
• 安定した視力が得られるまでには時間がかかることもあります。
• オルソケラトロジーは健康保険適応外のため自由診療となります。
ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
関わる全ての人にウェルネスとハピネスを…
医療法人加藤眼科医院
院長 八次桃子
www.katou-eye.com