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佐賀市若宮・ファミリィ アイ クリニック
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学校健診と近視進行抑制

2026年4月25日(土)

佐賀市内の眼科クリニック、ファミリィ アイ クリニックの院長八次です。
学校健診の時期によくいただくご質問や、近視の進行抑制治療についてまとめます。

学校で行う視力検査のA、B、C、Dって何?

学校健診で行う視力検査は、眼科で行う視力検査とは異なり、370方式という方法で視力を4段階に分けるものです。
黒板がどの程度見えるか、という視点で3種類の指標(Cのようなマーク)を用いて検査をおこないます。

A:視力1.0以上相当
後ろの席でも黒板の文字がよく見える
B:視力0.7~0.9相当
後ろの席でもたいてい読めるが小さい文字は読みづらい場合がある
C:視力0.3~0.6相当
後ろの席では黒板の文字が読みづらい
D:視力0.2以下
前の席でも黒板の文字が読みづらい

近視が進む(視力が悪くなる)と眼鏡やコンタクトレンズを使用すれば良い、という認識が一般的なのですが、眼科の領域では近視が進行すると将来緑内障や網膜剥離、黄斑変性症などの眼病リスクが高まる事がわかってきており、近年、近視の進行抑制の重要性が注目されています。

近視とは?

近視とは眼軸長(奥行の長さ)が長くなる事で、網膜より手前でピントが合う状態を指します。イメージとしては眼球がラグビーボールのように前後に長くなるので、網膜が引き延ばされて孔が開きやすかったり、目の構造上の問題で緑内障になりやすかったりします。

だいたい18~20歳ころまで近視が進行すると言われています。一度伸びた身長が縮まないように、眼軸長も一度伸びると短くなることはありません。
そのため、近視が進行する時期に適切な治療を行う事が重要で、これを近視の進行抑制治療と言います。

眼鏡・コンタクトレンズとレーシック・ICLとの違い

眼鏡やコンタクトレンズは屈折を調節し、ピントが合う位置を網膜上に合わせているだけなので、眼軸長に作用しているわけではありません。

レーシックやICLも角膜を調整したり、レンズを眼内に挿入する事で屈折を調節してピントが合う位置を変える治療ですので、これも眼軸長に作用しているわけではありません。

近視進行抑制治療は眼軸長の伸びを抑える治療ですので、眼軸長が伸びている間しか行えず、早く治療を開始するほど大きな抑制効果が得られます。
当院では点眼による治療(マイオピン・リジュセアミニ)と、特殊なコンタクトレンズによる治療(オルソケラトロジー・多焦点ソフトコンタクトレンズ)という複数の治療を行っています。
オルソケラトロジーは寝ている間の治療で、日中は裸眼で快適に過ごせます。

お子さんが学校健診でC、Dの判定を受けた時や、片方の目は良かったのに反対の目が悪かった、などの場合は早めに眼科を受診されることをお勧めします。